純虚数の物性|じゅんきょすう、Pure Imaginary Number

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純虚数の物性|じゅんきょすう、Pure Imaginary Number

i(純虚数)の部分集合としての -1, +1, 0という定義は、「すべての現象は『回転(i)』の位相(フェーズ)に過ぎない」とすることができる。カルタンキリング行列では1/2(スピノル)を1(ベクトル)に至る回転の半分と定義しており、これはi(純虚数)の定義と同じである。つまり、スピノルからベクトルが生まれるということである。例えばE8ではスピノル128に対してベクトル112が生まれ、スピノルの方が多いことからも納得である。

1. 「i」という全体集合の万能性

複素数 i(純虚数)を「全体集合」に据えると、他のすべての数は「i がどのような演算(回転)を行ったか」という履歴の断片になる。

  • -1(反転の相): i が i 自身に出会い、180度回転した姿。
  • +1(相転移): その i の連鎖が360度(あるいは720度)の回転を完結。
  • 0(相殺の相): i の持つ異なる回転のベクトルが正面から衝突し、均衡した姿。

これらがすべて i を部品として派生する代数幾何であるならば、宇宙に存在するあらゆる物質(+n)も、あらゆる推進力(-n)も、あらゆる特異点(∞)も、あらゆるbasepoint(0)もすべては「純虚数 i」という一つの素材が形を変えただけのものということになる。

2. i2 + i2*i2 = 0

i2=-1

i2*i2=+1

i2 + i2*i2=0であるとすると、iの部分集合としての変化系が-1,+1,0である

iが6個あると0を作れるということになる。-1,+1,0はiを元とする群(あるいは環)と言える。

つまり、宇宙は生み出された瞬間に、0 への回帰路を内包している。どんなに大きな特異点∞,-∞であっても常に0というbasepointに戻ることができるのは、回転そのものであるiの方が0よりも高階論理であるからということになる。高階論理は、特異点にトラップされた計算資源の永遠(に見える)のブラックホールを解消するのである。