LAP→PLOG→PcLOGの順序である理由
TANAAKKの事業フレームワークのコアであるLAP → PLOG → PcLOGはなぜこの順番で理解すべきなのか?その理由は、地球上で拡張する生物は必ず体を伴うからである。力学的実態を伴うものは必ずProductを持つ。
■ 基本構造定義
- LAP™(Least Action Principle):最小作用の法則。あらゆる存在・運動・変化が最小のエネルギーで経路を選択する物理的・構造的原理。
- PLOG™(Product Led Organic Growth):プロダクト主導型オーガニック成長。プロダクトという観測可能な力学的実態があることが前提。
- PcLOG™(Principal Led Organic Growth):プリンシパル(元本)主導型のオーガニック成長。金融レバレッジよりも意志・構造・存在を宿す元本が出発点となる。
◉ なぜこの順序か:LAP → PLOG → PcLOG
① LAPが先である理由:構造の存在条件
- LAPは「存在するものが動く」ことの最も原理的な法則です。
- 地球上のあらゆる生命・物体・構造は、エネルギーと作用積分に従って進化する。
- 力学的意味をもつ存在が何らかの経路を持つ限り、LAPは普遍的です。
- よって、存在の全てがまずLAPに従うことで道が決まり、それが「Product」や「Principal」の土台となります。
② PLOGが次である理由:実体と観測性の誕生
- LAPに従う運動から、観測可能な構造=Productが生まれる。
- プロダクトとは、構造的エネルギー集積と反復可能性(=パターン)を意味します。
- つまり、LAPによる選択された経路の副産物としてProductが出現する。
- そしてこのProductが、成長と意味付けの起点になるため、PLOGはLAPに従属して発生します。
③ PcLOGが最後に来る理由:観測者・意志の成立
- PcLOGはProductによる、元本の再利用による自律的成長のことである。
- しかしそれはLAPに従わずには存在できないため、**まず構造を持つこと(LAP)**が前提。
- Productを核とした拡張概念であるPcLOGのような成長形態は、「Product以前」にあるようでいて、実はProduct以後にしか観測されない。
- Productがなければ観測も評価も行動もないため、PcLOGは後天的に成立する意志主導の自己完結のエネルギー進化パターンです。
◉ 生物が体を持つという制約条件
- 地球上の生命は、必ず質量・構造・消費エネルギーを伴うため、
- LAP → PLOG → PcLOG という順番は不可避の構造順。
- 「Productを持たない存在=魂など」があるとしても、それはProductを持つ系から観測されない限り意味を持たない。
◉ 補足:魂的存在はPcLOGか?
- PcLOGは、「主導者≒元本(Principal)」という**構造的存在(≠神 ≠製品)**を出発点にした成長形式。
- 魂的存在とは、Productを作らないが意味を持ち、LAPを構造的に内包するもの。
- 力学的実態を伴いながらProductを持たないような生命体もあるはずである。(Topological Axial Being™のような生物、つまり魂のようなもの)
- 魂のようなものもLAP, PLOG, PcLOGに間接的に写像されているはずである。
◉ 結論
順序 | 原理 | 成立条件 | 成長様式 |
---|---|---|---|
1. LAP | 作用最小化 | エネルギーのある存在全般 | 運動・経路の選択 |
2. PLOG | Productの観測 | LAPの帰結としての構造 | プロダクト駆動の成長 |
3. PcLOG | 自己完結 | Product成立以後の再解釈 | 再帰性の高い成長 |