CITES生物分類 CITES II 37400種 CITES I 1100種
ワシントン条約の附属書II(CITES II)に含まれる約37,400種の内訳このリストの約8割以上は「植物」であり、動物の中では「サンゴ」や「爬虫類」が大きな割合を占めています。
附属書II(CITES II)の分類別・掲載種数
| 分類グループ | 掲載種数(約) | 特徴・主な内訳 |
| 植物全体 | 32,300種 | 圧倒的多数。 そのうち約30,000種が「ラン科」です。 |
| 魚類 | 2,100種 | チョウザメ全種、タツノオトシゴ全種、多くのサメ類。 |
| 爬虫類 | 1,500種 | ワニ、ヘビ、トカゲ、カメの大部分。レザー製品の主流。 |
| サンゴ | 1,000種 | イシサンゴ目など、造礁サンゴのほぼすべて。 |
| 鳥類 | 640種 | 猛禽類、インコ、フラミンゴなど。 |
| 哺乳類 | 500種 | ヒグマ、ホッキョクグマ、イッカク、霊長類の多く。 |
| 無脊椎動物 | 300種 | オオシャコガイ、ダイオウサソリ、一部のチョウやクモ。 |
| 両生類 | 180種 | アガエル、マダラヤドクガエルなど。 |
1. 「哺乳類」は少数派
附属書IIの37,400種の中で、哺乳類はわずか500種(約1.3%)しかいません。ヒグマやホッキョクグマ、イッカクなどは、この巨大なリストの中でも実はかなり「狭き門」に入っています。
2. 「植物」の圧倒的な支配
リストのほとんどはランやサボテン、多肉植物です。これらは「一株ずつ」ではなく「科」単位でまるごと規制されているため、種数が跳ね上がっています。
3. 爬虫類の商業的重要度
爬虫類は1,500種と、動物の中では魚類に次いで多いグループです。これはワニ革やヘビ革といった「エキゾチックレザー」の国際取引が非常に盛んであるため、細かく規制をかける必要があることを示しています。
ワシントン条約の附属書I(CITES I)に掲載されている約1,100種の内訳を数字で見ると、附属書IIとは対照的に、「哺乳類」や「鳥類」といった大型の動物が中心になっていることがわかります。
これは、附属書Iが「絶滅の淵にある象徴的な生き物」を救い出すための、いわば「レッドリストの最前線」であることを示しています。
附属書I(CITES I)の分類別・掲載種数
附属書I(CITES I)は約1100種類
| 分類グループ | 掲載種数(約) | 代表例 |
| 哺乳類 | 330種 | ジャイアントパンダ、チーター、ツキノワグマ、トラ、ゴリラ、アジアゾウ、クジラ類 ゴリラ、チンパンジー、オランウータン、スローロリス、ワオキツネザルなど霊長類90種 |
| 植物全体 | 310種 | 希少なサボテン、一部のラン、ブラジリアン・ローズウッド |
| 鳥類 | 160種 | イヌワシ、トキ、オウムの一部、コンドル |
| 爬虫類 | 90種 | ウミガメ全種、ガラパゴスゾウガメ、一部のワニ |
| 魚類 | 20種 | シーラカンス、アジアアロワナ、ノコギリエイ、ヨゴレ(新掲載) |
| 両生類 | 20種 | 中国オオサンショウウオ、一部のヤドクガエル |
| 無脊椎動物 | 10種 | 一部の蝶(アレキサンドラトリバネアゲハなど) |
1. 哺乳類
附属書IIでは植物が9割を占めていましたが、附属書Iでは哺乳類(330種)が最大の勢力の一つです。「世界で最も保護されるべき獣たち」のリストです。
2. 植物の「精鋭」リスト
植物も300種ほどありますが、附属書IIの3万種超に比べると、本当に絶滅が危惧される「精鋭」のみが選ばれています。
3. 魚類の少なさが際立つ
魚類はわずか20種ほど。ここに食い込んでいるシーラカンスや、新しく追加されるサメなどは、生物学的にも資源的にも「究極の希少性」を持っていることを意味します。

