整合性のあるカオスに取り組む
人間はかならず、物事を進めるときA=Bという論理を用い3つの要素のロジックを組み立てています
1.Aは正しい
2.AとBは同値である
3.BはAと同じく正しい。
これはA→Bに向かうときも同じです。例えば50億円→100億円に向かうとき
1.50億円はできた
2.50→100億円に向かう道に共通点がある
3.50億円ができたから100億円もできる
ただし、現実世界では3つの論理関係が破綻することがよくあります。
1.Aは正しい→50年後Aは間違っていたと否定される
2.AとBは同値である→厳密な同値は存在しない(りんごが二つあったとしても大きさも味も違うので同値ではない)
3.Aは正しい→Bはただしいという論理は1,2が崩れることで崩れる
1,2,3のうち少なくとも100%保証できるのはどれか?それは2を変化させた同型性や等価性。因数分解した時に共通の公約数を持っているかどうかのみは保証できる(これをホモトピータイプという)
1のAは正しいというのは環境依存の変数
2の同値性は同型性にまで緩める(共通の因子を持っている)
3. A=Bではなく、同型性や等価性を探すようにする
≅ (Isomorphism / 同型)
定義: 構造を保存したまま 1 対 1 で対応すること。
運用: Equivalenceよりも厳密なBijection
≃ (Equivalence / 等価)
定義: 二つの型 A と B の間に、可逆的な変換(写像)が存在すること。
同値証明から等価証明へのパラダイムシフト
なぜ同型か?なぜ等価なのか?を証明することさえできれば、
Aがだめならだめなものはダメなものと等しく¬A≃ ¬B
Aがよいものなら良いものと良いものは等しいA≃ B
これであれば、仮にAが間違っていればAが間違っている(摩擦が多い)こととBが間違っている(摩擦が多い)ことは同型ということが証明できる。
そうすると、解が正しいかどうかを問う必要がなくなり、摩擦係数や損失係数が最も少ない汎用性の高い選択肢が自動的に残ることとなります。
一つの事業だけでなく別事業でも成り立つ<日本だけで成り立つではなく、日本でもアメリカでもアジアでも成り立つ。<地球だけで成り立つよりも宇宙の他のハビタブルゾーンでも成り立つ。<可視宇宙だけでなく、光円錐の外側でも成り立つ<他の宇宙や生成前でも成り立つ不変量
というふうに還元すればするほど普遍的でポータブルになります。
アメリカで成り立たず、日本だけで成り立つようなローカルルールは特異点のブラックホールのようになり、利益を出そうとしても解なし(整合性なし)となってしまいます。
重要なのは解がない、あるいは論理破綻している物事には近づかないことです。
解なしのカオスだとしても局所的に解があるような擬似相関を見せて来ることはよくあります。しかし局所でのみ成り立ち、広域で成り立たないロジックは時間と共に風化し、ポアンカレ予想のペレルマンサージェリーにように社会から切り取られて、捨てられてしまう運命にあります。時間を超えた整合性がある問題にだけ、回答時間を決めて、期間限定で取り組むというのが、社会から富を預かり、増やすという使命を持った株式会社にとって適切な経営姿勢となります。

