World GDP and economics change

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The world become wealthier

世界のGDPは1970年にUSD 2.9Tn(約1,044兆円 $1=¥360)でした。2020年の世界のGDPはUSD84.7Tn(約9,317兆円 $1=¥110)となり、50年間でドルベースでは29.2倍に、年率6.98%のCAGRで成長しました。全世界の運用資産(AUM)は2016年の84.9兆ドル(8490兆円)から2025年の145.4兆ドル(1京4540兆円)まで10年間で1.71倍に増加しています。
 50年間でアメリカのGDPは1970年のUSD1.07Tnから2020年のUSD20.93Tnまで成長。ドルベースで19.56倍に、年率6.12%で成長しました。
 50年間で日本のGDPは1970年のUSD212.6Bn(約76兆円)から2020年のUSD5.39Tn(約539兆円)まで成長。ドルベースでは25.4倍に成長し、年率6.68%で成長。米国GDP成長率をアウトパフォームしました。(50年間で日本円ベースでは7.3倍、年率4.07%成長)
 ここで重要となる事実は、アメリカのドルベースGDP成長(19.56倍)よりも日本のドルベースGDP成長(25.4倍)の方が高かったにもかかわらず、日本の経済成長が鈍化したことです。
 アメリカの上場企業価値評価指標であるS&P500インデックスは1970年の92.15ドルから2020年の3,756.07ドルまで、40.8倍(年率7.7%)で米国GDPよりアウトパフォームで成長しました。50年間でNYSE上位企業の8割は入れ変わりますが、世界の変化に対応し、バークシャーハサウェイ、マイクロソフト、テスラ、アマゾン、グーグル、フェイスブックなど一部の企業に至っては期間内に10,000倍以上(年率20.2%以上)の成長を記録しています。
 一方日本の上場企業価値評価指標である日経平均の1970年12月終値は1,987.14円で、2020年12月終値は27,444.17円。13.8倍(年率5.4%)で日本のドルベースGDPの成長(6.68%)よりアンダーパフォームでした。この背景には、米国上場企業と、日本上場企業の経営力の違いに原因があると考えています。
 一方、金相場は1970年の$37.38/ozから2020年の$1,895.10/ozに50.69倍に成長しています。(50年ではS&P500をアウトパフォームしているが、30年前からS&P500には毎年アンダーパフォーム。)世界経済の基軸通貨の発展の歴史を鑑みると、銀から金へ、金からドルへ、流通コスト・流通ボリューム・信用性の優位な方向性へ変化していく大きな流れを捉える必要があります。
 資産運用のグローバルストラテジーも、通貨から債券に、債券から不動産に、不動産から工場に、工場から株式や証券に、株式・証券から情報通信インフラやパートナーエコシステム・オープンソースコミュニティに価値の集積対象が変化しています。

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