月次業績のレビュー視点について|proof verification
ルシアン月次報告で何を見るか?
ルシアンが繊維消費財マーケットにおいて持つ歴史的経路依存性に基づいたproposition(命題)に対してproof construction(証明パス構築)が進んでいるか。proof verification(証明検証)の観点でチェックすべき項目についてテンプレート化する。(証明検証)の観点でチェックすべき項目についてモデル化する。
チェスタトンの柵 ここに、ある道路を横切るように建てられた、一本の柵か門があるとしよう。近代的なタイプの改革者は、それを見て威勢よくこう言う。『これがここにある意味がわからない。取り壊してしまおう』これに対して、より賢明なタイプの改革者は、こう答えるのが正しい。『これがここにある意味がわからないというのなら、なおさらこれを取り壊してはならない。立ち去って、しばらく考えなさい。そして、これがなぜここに建てられたのかという理由を君が完全に理解したとき、初めて戻ってきてこれを取り壊してよろしい』-Gilbert Keith Chesterton, UK
Proposition(命題)
生産者 vs 消費者のミスマッチ
- 構造的パラドックス:繊維消費財において需要はボトルネックではなく、供給能力 vs 価格決定アルゴリズムに問題がある。
- 生産者は売れ筋商品は続かず、消費者は飽きやすいと思い込んでいる
- 消費者は前回買ったのと同じフィット感がある商品が欲しいが、店頭に行ってももう売っていない
- 生産者はソーシャルメディアや新聞のニュース、業界他社の動きを気にして次の商品を決める
- ヒット商品が出ると半年遅れて軒並み増産する→その半年後には業界在庫があまり、一斉に値下げで見切り販売する
- 一方消費者は流行りの商品ではなく定番商品を安定供給してほしいと考えている
- ヒット商品が出ると半年遅れて軒並み増産する→その半年後には業界在庫があまり、一斉に値下げで見切り販売する
- 生産者は売れ筋商品は続かず、消費者は飽きやすいと思い込んでいる
- 土地という制約条件
- 旧来型のロードサイドや都市中心の小売店は高い土地代と販売員の販管費、販売の棚面積という制約条件があるため、利益率が高く、在庫滞留の短い商品しか置くことができない。利益率が高くても在庫滞留が長い商品は必然的に値引きされることになる
- 一方、データセンターと倉庫を中心としたECはロングテールが可能。人件費、土地代も安い。
- 旧来型のロードサイドや都市中心の小売店は高い土地代と販売員の販管費、販売の棚面積という制約条件があるため、利益率が高く、在庫滞留の短い商品しか置くことができない。利益率が高くても在庫滞留が長い商品は必然的に値引きされることになる
これらの課題が明確にあったとしても、一般的に「ブランド vs 生産 vs 販売」の3つのステークホルダーは情報共有されず、1つの会社内ではライバル派閥として大きくなるため、情報共有はされることはない。株主や金融機関は在庫回転率に着目し、見切り販売で在庫回転率を高めるというアクションは売上総利益率を下げることになるのだが、そのナッシュ均衡や囚人のジレンマゲームを解消するアクションを中期経営計画で提示している取締役会は存在していない。(例外はオーナー企業 LVMH, Fast Retailing)
真実
- 値引きをせず、計画的に定番商品である生活必需品をデータセンター+物流倉庫という低減価拠点で陳列し、店頭はあくまでポップアップストアとして用いるHDC(Hybrid direct to customer)の時代になっている
- 売上数量や利益率だけではなく、元本*利益率*回転率の最適化問題を解くことを前提とし、ROICとオペレーティングレバレッジの最適化アルゴリズムをグローバルで発見できる企業が数理的に勝ち残る
- 計画的に在庫を増やし、価格転嫁するプライシングパワーおよびプライシングディスカバリが全世界でできる企業が長期的に当然勝つ
- 必然的に知財(意匠、商標、特許)をベースとした参入障壁のある定番製品が主力になる
- 流行りで決めるわけではないので、他社はなぜ売れているのかを理解できない、一見差がないように見える商品群となるのが正解。ただし数字を見ると明らかに正しいことがわかる。
- つまり、業界経験者としての直観で決めるのは罠である。それでは平均点以下しか出ない。
- 論理的パラドックスの穴をつく数理的な決定に基づく地道なアクションの積み重ねが必要となる。
ROIC経営
プロダクト別目標ROIC >100% ※グローバル上場企業 Top3
全社目標ROIC>30% ※グローバル上場企業Top10
全社ハードルROIC>10% ※グローバル上場企業平均
純資産 20億円;ROIC10% 純利益2億円、20% 4億円、30%、6億円、100%,20億円
ROICのグループ内特殊定義
ROIC=invested capital * contribution margin * capital turnover
ROIC=元本*利益率*回転率
例
- OEM
- 元本少ない*利益率低い*回転率高い
- 垂直統合
- 元本中程度*利益率高い*回転率中程度
ROIC改善アクションの例
- Invested capital ↓(元本 低い方が良い)
- 自己資本を減らして(配当)、借入を増やす(オフバランス)
- 設備投資はリースを活用する
- 返済比率に気をつけながら借入を最適化する
- Debt/EBITDA倍率 3~4倍
- 自己資本比率33%以上
- 自己資本を減らして(配当)、借入を増やす(オフバランス)
- contribution margin↑(限界利益率 高い方が良い)
- 限界利益率(追加売上から製造原価を引いたadditional gross margin)を増やす
- 利益率を上げると一般的に販売点数は減るが、価格を転嫁したとしても販売数量が減らない均衡点を探すための最適化を行う
- 限界利益率が10%しかなくても、年間12回資本が回転するなら理論ROICは100%を超える(自動車Tier1、食品)
- 一方限界利益率が70%だとしても資本回転率が0.5回でROIC35%のビジネスもある。(ラグジュアリー)
- 限界利益率(追加売上から製造原価を引いたadditional gross margin)を増やす
- capital turnover↑(回転率 高い方が良い)
- 上記の通り、限界利益率と資本回転率のバランシングが重要
費用投下工程の3分類フィードバックサイクル
1.CAPEX→2.オペレーティングレバレッジ仮説検証→3.ブレイクイーブンのフィードバックサイクル
- 固定費(Capex) vs 変動費(Opex)
- 一般的に始める時にCapex(capital expenditure)をしないと参入障壁が作れない
- CapexをOpex(operating expenditure)化していくのがリースなど
- 限界利益は右肩上がりの連続的には増えず、離散的に増えるため、成長する企業は支出先行(投資CFマイナス)になっているのが正しい形。ROICの意味の揺れ|限界利益率、限界FCFマージン、限界IRR、限界EVAの追加採用有用性
- 変動費 vs 固定費
- 売上を1単位増やすために必要な製造原価を変動費という
- 売上を1単位増やしたとしても増えないものを固定費という
- しかしながら、固定費とは(※相対的)固定費であり、絶対的な固定費ではないため、離散的に増加する。離散的に増加する固定費をあらかじめ反映した限界利益が真の限界利益となる
- 限界売上 vs 限界費用
- 売上を1単位増やした時に増える製造原価を引いたものが限界利益=限界売上-限界費用である
- 限界利益が売上が増えるごとに増えている状態をオペレーティングレバレッジがある状態と定義する。(限界利益MoM/限界売上MoM>100%が理想的な状態)
- つまり、売上を増やす手順は
- CAPEX投下:まず最初に固定費を増やす(支出先行)
- オペレーティングレバレッジ仮説検証:売上を増やす仮説検証をする vs オペレーティングレバレッジ
- 売上を増やしたとしても売上以上に限界費用が増えてしまうケースは多い
- 売上を増やしたとしても売上以上に限界利益が増えるようなオペレーティングレバレッジになる局所アルゴリズムを発見する
- ブレイクイーブン:最初にかけた固定費の損益分岐点をヒットする限界利益が貯まる予測が立つ
- 上記CAPEX→仮説検証→ブレイクイーブンがある程度数理的に予測可能になる
- 数理的に予測可能と判断できたタイミングでCAPEXを追加で投下する
- この際、月次の数字が出てくるのを待つことはしない。待つと次の判断が3ヶ月〜6ヶ月遅れる
中期経営方針
事業を3つのモデルに分解。HDC(Hybrid Direct to Customer)を出口としたデジタルバリューチェーンの垂直統合を行う。
- Brand
- Demand Convergence Generator
- プロダクトポートフォリオ別のROIC、生産点数推移、オペレーティングレバレッジをKPIとする
- マーケットの需要をモデル化し、定番商品の安定生産を計画する
- Production
- Distributed Production Systems
- 投入人員あたりの生産数量、生産スループットをKPIとする
- DCGの発注に対して品質、リードタイムの最適化をする分散型生産体制(生産体制は生産子会社captives、外注/日本、ベトナム、中国)
- Consumer
- Hybrid Direct to Consumer
- プライシングパワーをKPIとする
- DCGの仮説を下にDPSで納品された商品を直販、卸売を組み合わせ最も点数、粗利益が最適化されるチャネルを発見する(pricing power discovery)
ビジネスモデルの大分類
- 製造小売垂直統合型ビジネス
- 確実なROICを構築するために、毎月の生産量を計画的に増やす
- マージンが高い
- 自社で仮説検証のPDCAを完全にコントロールすることができる
- 時間はかかるが、生産地を集約しつつ、地道にグローバル展開していく
- 確実なROICを構築するために、毎月の生産量を計画的に増やす
- OEM型ビジネス
- 利益率は低いものの、在庫リスクがないため、リードタイムを短くすれば資本は回転する
- 理論ROIC10%〜30%
- 体力の土台を作るビジネス。なるべく定番商品の安定ロット受注を試みる。
収益体質ターンアラウンドのポイント
従来型の完全OEMから企画、生産、販売までの垂直統合型モデルに移行しているため、減収している一方で限界利益率は改善している。ただし販管費は先行投資の固定費があるため、営業利益率では下がって見える。
特にボトルネックになりがちな要素
- OEM型ビジネスは法人顧客のspring & summer, autumn & winterという年2回の総数発注契約に基づき調達、生産、パッケージング、配送が実施される。
- 一方垂直統合型ビジネスは計画的な調達と生産に基づき、納品された商品をHybrid Direct to Customerで販売するための出品、写真撮影、ソーシャルメディア運用などが必要となる。つまり、総数発注契約は社内稟議で作成する必要があるため、すべてのアクションのトリガーになるのは自社完結型の意思決定となる。(つまり、毎月、半年後に売るための原材料を発注しないといけない。原材料が揃えば生産は流れ作業)
留意点
紋切り型に分析してしまうと減収減益、オペレーティングレバレッジなしとなってしまうケースが多い。目的はノイズの中から次の10倍成長につながる種を見つけることであるため、以下のようなモデルを好意的に発見することとする。
ROIC=元本*利益率*回転率
- OEM
- 元本少ない*利益率低い*回転率高い
- 垂直統合
- 元本中程度*利益率高い*回転率中程度
- OEMの場合
- 売上点数が増えながら総利益率をキープまたは数ポイントずつ上がっていくような設備投資僅少、在庫リスク僅少、価格転嫁可能な優良モデルを第一優先とする
- 一方で以下のようなモデルもハードルレートとして許容する
- 定番商品によるリードタイム減があり、生産点数や売上数量が増えるのであれば、売上総利益率が多少下がるのも許容する。
- 一方で以下のようなモデルもハードルレートとして許容する
- 売上点数が増えながら総利益率をキープまたは数ポイントずつ上がっていくような設備投資僅少、在庫リスク僅少、価格転嫁可能な優良モデルを第一優先とする
- 垂直統合の場合
- 売上点数が増えながら総利益率をキープまたは数ポイントずつ上がっていくような設備投資僅少、在庫リスク僅少、価格転嫁可能な優良モデルを第一優先とする
- 一方で以下のようなモデルもハードルレートとして許容する
- 定番商品であれば在庫のリードタイムが長くなることは許容し、値引きや広告費等価などの無理な販促をしないこととする。
- 一方で以下のようなモデルもハードルレートとして許容する
- 売上点数が増えながら総利益率をキープまたは数ポイントずつ上がっていくような設備投資僅少、在庫リスク僅少、価格転嫁可能な優良モデルを第一優先とする
事業別観点
オペレーティングレバレッジ(利益率推移/売上推移)を最重要指標とする
オペレーティングレバレッジ
売上が増える以上に売上総利益率や営業利益率が増えること
※売上が増えたとしても利益率が下がっている場合は危険信号
※逆に売上が減ったとしても利益率が上がり、売上総利益総額が増えるならOK
着目点
- 事業部別
- プロダクトポートフォリオ
- 個別顧客別
※変化量を観察する
売上、売上総利益、営業利益の前月比、前年比
特殊事情(ルシアン京都のみ)
OEMの性質上、月跨ぎ、四半期またぎのBill and Hold(保管契約型販売)契約の未計上分がある場合には在庫のままで売上計上されていない商品が含まれる。大型小売店への出荷待ち在庫など。
※bill and holdは例外承認が必要であり、顧客与信や貸し倒れリスク管理が必須である。
管理法人単位
- ルシアン連結決算書
- ルシアン京都単体決算書
- インナー事業部
- ハンドメイド事業部
- レース事業部
- ルシアンベトナム単体決算書
- ルシアン上海単体決算書
- ルシアン京都単体決算書
各社業績(共通フォーマット)
- 売上推移(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)
- 第三四半期(累計)
- 第四四半期(累計)
- 売上総利益(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)
- 第三四半期(累計)
- 第四四半期(累計)
- 営業利益(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)
- 第三四半期(累計)
- 第四四半期(累計)
- 四半期別
- 1-3月
- 売上推移(YoY)
- 売上総利益(YoY)
- 営業利益(YoY)
- 4-6月
- 売上推移(YoY)
- 売上総利益(YoY)
- 営業利益(YoY)
- 7-9月
- 売上推移(YoY)
- 売上総利益(YoY)
- 営業利益(YoY)
- 10-12月
- 売上推移(YoY)
- 売上総利益(YoY)
- 営業利益(YoY)
- 1-3月
実績記入フォーマット(例)
ルシアン連結(JPY)
- 売上推移(YoY)
- 第一四半期(累計)998M→859M(YoY94%)
- 第二四半期(累計)
- 売上総利益(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)
- 営業利益(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)
- 四半期別
- 1-3月
- 売上推移(YoY)
- 営業利益(YoY)
- 4-6月
- 売上推移(YoY)
- 営業利益(YoY)
- 1-3月
経営分析
減収⚪︎ポイント(YoY o %)しているが売上総利益率は⚪︎ポイント( YoY o %)
ルシアン京都(JPY)
- 売上推移(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)1797M JPY→1617M -9%の減収
- 売上総利益(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)
- 営業利益(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)-27M→-77M 赤字幅拡大
- 四半期別
- 1-3月
- 売上推移(YoY)前年比+8%
- 営業利益(YoY)黒字化
- 4-6月
- 売上推移(YoY)US$1664k→1175k -29% 大幅減収
- 営業利益(YoY) -50k→-100k 赤字拡大+100%
- 1-3月
経営分析
インナー事業部 減収⚪︎ポイント(YoY o %)しているが売上総利益率は⚪︎ポイント( YoY o %)
ハンドメイド事業部
レース事業部
ルシアンベトナム(USD)
- 売上推移(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)US$3283k→2923k -11%の減収
- 売上総利益(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)
- 営業利益(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)US$-268K→+36K、黒字化
- 四半期別
- 1-3月
- 売上推移(YoY)前年比+8%
- 営業利益(YoY)黒字化
- 4-6月
- 売上推移(YoY)US$1664k→1175k -29% 大幅減収
- 営業利益(YoY) -50k→-100k 赤字拡大+100%
- 1-3月
経営分析
ルシアン上海(CNY)
- 売上推移(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)
- 売上総利益(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)
- 営業利益(YoY)
- 第一四半期(累計)
- 第二四半期(累計)
- 四半期別
- 1-3月
- 売上推移(YoY)
- 営業利益(YoY)
- 4-6月
- 売上推移(YoY)
- 営業利益(YoY)
- 1-3月
経営分析
経営分析の注意点
異なるモデルを同じKPIで分析することのないように。
インナー事業部PB+OEM:量販店のブランド名で販売される。最終小売価格まではコントロールできず店舗で見切り販売される、卸価格の値下げ圧力がある
インナー事業部NB+distributor→ルシアンブランドはついているものの卸売であり、小売店が価格決定権を持つ。量販店またはECモール。amazon vendor centralやsuper deliveryなどのECモールの場合も最終小売価格まではコントロールできず、卸価格の値下げ圧力がある。
インナー事業部NB+HDC→Amazon Seller central, 楽天、shopifyなど、最終小売価格まで自己コントロールが可能。
ハンドメイドは全て自社ブランドだが、卸売とHDCは分類される
レースは現状は全て卸売ODM,卸売OEM
ルシアン京都:自社ブランド、ODM、OEM
ルシアンベトナム:ルシアン京都のcaptivesがメイン。一部他社OEMも
ルシアン上海:ルシアン以外の他社のODM、OEMがメイン。今後は自社ブランドODM、HDCに進む。
注意点の具体例
- どのモデルについて議論しているのかの前提条件を暗黙にせず、明確化する
- 同じインナー事業部であったとしても収益モデルの異なるセグメントを跨いだ合計値での「オペレーティングレバレッジ」の議論を禁止する。(合理的なHDC投資の投資キャッシュフローのマイナスが、OEMの売上総利益総額と比較すると非合理に見えてしまうため)
- インナー事業部の実際の売上総利益額はbill and holdの出荷待ち在庫の金額を加算して評価する必要がある。(2月末と8月末に一括引き取りされるため、常に経営会議報告では本来の売上利益額よりも低く出る、本来の在庫額よりも多く出る。)
- 価格決定権のないdistributorモデルでの在庫滞留は「危険信号」、価格決定権のあるHDCモデルでの定番品在庫積み増しは「プライシングパワー discoveryのための戦略的投資」と解釈する。
- 法人の業績を見る際は、京都(ブランド・販売)、ベトナム(生産 captives)、上海(受託・中国拠点)の「歴史的経路依存性(強みと制約)」を切り分け、ROIC最適化の方程式のどこを担当しているかを明確にする。
- 計画 vs 実績で語られることが一般的だが、我々は計画は幻想であると判断する。計画に対する予実よりも重要なことはMoM, QoQ, YoYの実績値である。計画に対して未達であったとしても、前年比、前月比、前年比がプラスであればそれが絶対的なオペレーティングレバレッジを表す。

