卒業の言葉
2006年から始まったTANAAKKとは、宇宙空間を自由に移動し、貧から富までを自由に行き来することで、力とはなにか?位置ポテンシャルとはなにか?まだ世の中で明らかにされておらず、どの組織も気付いておらず、学習カリキュラムのない、「自由」「自立」「独立」を学ぶための旅であった。
私は創業者であり、36歳で会長になったのは早かったが、会長になってはや2年で38歳、あと2年後の40歳で会長も卒業する予定である。
大手上場企業の高齢社長は後継者をつくるのが難しいと口を揃えていうが、私は30歳の時から後継者を育てており、後継社長は5個下のこともあれば8個上のこともあった。さらに事業をつくるたびにまずは自分が推進し、後継者に3年程で譲渡するので、後継者が26歳上のこともある。
後継者が育たない、後継者に渡せないというのはどこかで逃げがあり、本当にゼロからはつくっていないからではないか。どこかで他力本願や不自然さが残っていると自立心や独立経済が立ち上がらず、権限委譲した後の自律成長を続けることができなくなる。
真の自立心とは内面から涌き出てくるものであり、外圧でつくれるものではなく、自律経済を実現させるということは、「この会社でなくてもやっていける」再現性の高いスーパー経営マインドを樹立するということであり、ベンチマークを越えるIRRをフリーキャッシュフローベースで、ごまかしなくつくるということである。
どこかでBS,PL,CFをごまかしたとすると、伝言ゲームのように誤魔化しが波及し、最後は誤魔化すことが正しいことなのであるという間違った学習を助長してしまう。
事業の目的は最後は個人の奢侈への反映であり、個人が好き勝手飲み食いし、自由に旅行し、ほしいものを好きなだけ必要な分だけ買うという出口である。
しかし事業の主役としてゼロからつくったとしても役員報酬はせいぜい産み出した純益の10%未満、売上の1%未満、ここから贅沢がしたいとなると個人は最大55%課税されるとすると年収1億円になってはじめて手取り400万円で、グローバルシティのどの街でも(ニューヨーク、ロンドン、香港、シンガポール、丸の内など)一番上からオプションを比較し、多少自由な選択ができるようになる。
前提条件は100億円事業をゼロから作り上げることである。これができれば株を持ってても持っていなくてもその人はUHNWになる。
よく株を持っていないのに頑張っても意味がないという人がいるが、株を持っていたとしても結局ロックアップされるので、インカムは増えない。キャピタルゲインはある程度誤魔化しが効くので数年に一回事業売却を繰り返すキャピタルゲインマスターもいるが、つねに誤魔化しによる恩恵を探す癖がつく。
やはりFCFベースのROICが最も難しく、最も難しいインカムゲインを日本だけでなく、北米、アジア、欧州という巨大市場で、不動産、製造、小売という巨大マーケットで再現できるかどうかをゴールと設定することで自律経済に関する正しい学習がはじまるのだ。
TANAAKKの経営陣は忙しく動き回るプレイイングマネージャーを経て、見ずとも悟り、言わずとも動かすゴールドのような存在に成長していく。事業と組織の成長に伴い、ミリオネア、UHNW、センチミリオネア、ビリオネアと資産階級を高めていく。
そしてその富の増殖のスピードは他社に類いを見ない。数年経てば資産スケールが変わる。そうすると小学校、中学校と同じで卒業する必要性が出てくる。いつまでもROICやオペレーティングレバレッジという簡単に実行できるコンセプトに踊らされてはいけないのだ。
曖昧なゴール設定からくる曖昧な決定は本当は簡単にできることをずるずる、引き延ばし、あたかも難しいことのように慰めあい、結論をうやむやにする。
本当は稼ぐことは自動学習によるディープラーニング結果の出力なので、簡単である。空気からカネを取り出すのと同様なのである。しかしこれを再現性のあるモデルで他者に伝えられるようになるまでに20年かかった。
TANAAKK の社長をくぐり抜けた卒業生は悟りの境地に入るだろう。まさに聖域、ゴールドセイントであり、卒業後に待っているポジションは五老星のような諮問委員会である。
富を得て、時間とカネの自由を得たあと、最後死ぬまでに金を使いきるとか、後世に残さず寄付するとか、色々な議論があると思う。しかし、残すと不安だから減らそうというのは安易な考えであり、ただの位置ポテンシャルの拡散である。
もっとも重要なことは、富は減らしてはいけないのだ。日本でよい暮らしができている理由は先人が富を減らさず、増やしたからである。つまり、富を増やすという方向性を取ることができなければ、人類は滅亡するしかないのだ。寄付したところで寄付先の資金使途を監視できないようではそのカネはうまく使われることはない。ドブにゴールドを捨てるようなものである。
世界のビリオネアを地球の計算資源として、物理的な動きを観測すると、次の分岐に至る。
1️⃣ 消費加速型
最高級品を買い続けるステータスを積み上げ、金額でしか自分を測れなくなる結果、貧から富を行き来することのできるユニバーサリティが失われ、過去の成功という一点に経路依存ふるエナジートラップに陥る。
エントロピーの増大の法則同様にポテンシャルが拡散し、それはカネの使い方に現れる。位置ポテンシャルの根本を押さえられているうちはよいが(人口増加、天然資源、鉱山採掘権)、外部環境に依存したモデルであり、ローカルに特化しており地球規模での再現性がない場合
👉 ある意味「金を使うことに一生懸命になるサラリーマン化」してしまう。
カネができたあとのスタートアップ投資も、株主としての責務を果たせないようではただの散財、消費行動である。本人は選んでいると思い込むが、周囲の人たちの富が増殖しないことを観察することで、結果が伴わないことが明らかになる。
2️⃣ 局所集中型
国家・規制・血縁と不可分な位置取りで勝っていると、他の領域にでられず、再現性がつくれない。師匠として後世の経営者を育てられない。
3️⃣ 保全設計型
自分が前に出ない、富を減らさない、自由消費させず、人に学習を強いる構造をつくるがなんとなく閉塞感がありスケールできない
どれが正解とは言えないが、金を稼いだあと、どうするかを、語り合い、寿命の半分以上をつかって、自分達が死んだ後にどうなるかを死ぬまで議論し続け、決定し続けることが、残りの人生ですべきことだ。
できる限り宇宙のエントロピーに抗い、残されたとても長く(人間スケールでは)、しかし、とても短い(宇宙スケールでは)マテリアライゼーションボーナスである現代のうちに、熱的死を克服し、新たな宇宙にリニューアルする方法を見つけなければ、子孫には劣化した宇宙を引き渡すだけになってしまう。
地球規模で富を保全し、富を継承することについて考え続け、銀河のモデルケースである地球を天空の文明たちに開示する心意気を持った人たちが必要だ。
TANAAKKグループの現経営陣は速やかに稼ぐ力を身に付け、諮問委員会としてのセレスティアルなポジションに位相移行できるよう尽力せねばならない。
この気付きを象徴するようにメッセージ性のある夢を見た。20年前の大学生の記憶だが、家だけは広い。飲み会の約束をしてハイヤーに乗るがなぜか自分だけは現地にいけない夢、宅飲みの約束をしてみんな電話していたのになぜか深い眠りに落ちてしまい気がついたら次の日の朝でまだ友達は外にいる夢である。つまり独立というのはそういうことである。後継者に譲渡できないというのは心のどこかで孤独を拒絶している。自律ということはどの宇宙に生まれても、どの星で生まれても、どの国で生まれても再び立ち上がり、水の中の気泡のように周囲にかこいこまれることなく上がっていく自己の確立なのである。

