経営で成功したいなら過度な運動は避けるべき

トライアスロン、ボディビル、潜水などの過酷な競技をやる経営者はいるものの、過酷な競技をする経営者は早死にしたり、長生きせずに不慮の事故に遭ったり、薬物接種で逮捕されたりとうまくいかないことが多く、最も成功する経営者(純利益およびフリーキャッシュフローを最大創出するという点)は過度な運動はせず、日常的な移動のなかで運動を取り入れる。(例えば広いオフィスを歩く、家が広いので自然と歩くなど)
これは経営における最も重要な資源が時間だからである。運動のためにわざわざ時間を取るのは最も重要な資源を目的外流用するに等しい。また、投資家としてハイパフォーマンス時の運動能力に依存するのは弱く、組織は最も弱い鎖で崩壊する(weakest link theory)ため、アドレナリンやドーパミンにたよるオペレーションではなく、安静心拍でダウンサイドプロテクションとアップサイドマキシマイゼーションが可能となるオペレーションを構造的に組み立て、勝利のポジショニングをすることが重要だからである。