Googol グーゴル|宇宙の熱的死までの時間スケール

グーゴル(Googol)とは
「グーゴル(googol)」は10の100乗、つまり「1」の後に「0」を100個並べた数です。 10100=10,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000
これは大きな数で、可視宇宙に存在する素粒子(約 1080個と推定)の数よりもはるかに大きいです。名前は1938年に数学者エドワード・カスナーが9歳の甥に「とても大きな数の名前を考えて」とお願いしたことから生まれました。検索エンジン「Google」の名前の由来にもなっています。
宇宙の熱的死までの時間スケール
「熱的死」とは、宇宙が膨張を続け、エネルギーが均質化して不可逆的に仕事を生み出せなくなる状態のことを指します。つまり、恒星が燃え尽き、ブラックホールも蒸発し、宇宙が「最大エントロピー状態」に近づく未来像です。
現在の宇宙論の推定では:
- 恒星が燃え尽きるまで:数兆年
- 銀河同士の重力結合が崩れるまで:1019 年程度
- ブラックホールの蒸発完了(ホーキング放射):最大で 10100年ほど(太陽質量のブラックホールは 1067年、超巨大ブラックホールは 10100 年に近い)
- 熱的死に到達するスケール:おおよそ 10100年以上
つまり、宇宙の熱的死の時間スケールはグーゴル年(10の100乗年)レベルと見積もられており、まさに「googol」という概念と同等のオーダーです。
✅ まとめると:
- Googol = 10100(1の後にゼロ100個)
- 宇宙の熱的死は グーゴル年オーダーの未来 に到来するとされる
グーゴルプレックスは1010^100となり、グーゴルとは比べ物にならないほど巨大な数となる。