アメリカ、中国、ドイツ、日本最大のアセットマネージャーのAUMと手数料率について
1. アメリカ – BlackRock
- AUM：世界最大規模で、2025年6月時点で約 $12.5兆ドル。
- 手数料率：明確な数字は非公開ですが、過去の推計では AUM 約11.6兆ドル × 売上200億ドル超 → 約0.17〜0.18％ と推定。
2. 中国 – E Fund Management
- AUM：2024年9月時点で約 $5050億ドル。中国最大級の運用会社。
- 手数料率：アクティブ株式ファンド平均で1.43％（2023年）と非常に高い状況でしたが、規制改革によって多くは 1.2％以下に抑制されています。
- ETFに関しては、**0.5％ → 0.15％**など、70％超の削減が見られます。
- さらに、成果連動型の変動手数料型商品への移行も進んでいます。
3. ドイツ – Union Investment
- AUM：2024年6月末時点で約 €4870億ユーロ（約€4.87千億）。
- 手数料率：EU全体のインデックス型運用ファンドの平均費用が参考（一般に 0.1〜0.5％ 程度）。Union Investmentはアクティブ運用が中心であることから、やや高めの手数料率が想定される
4. 日本 – Asset Management One（AM-One）
- AUM：日本最大の民間アセットマネージャーで、2025年6月末時点で約 $4890億ドル。
- 手数料率：2023年度における平均手数料率は、記録的な低水準で 1.5bp＝0.015％ と報告されています。
| 国／地域 | アセットマネージャー | AUM（規模） | 手数料率（推計／傾向） |
|---|---|---|---|
| アメリカ | BlackRock | 約 $12.5 兆 | 約 0.17–0.18％（推定） |
| 中国 | E Fund Management | 約 $5050 億 | 約 1.2％以下（ETF は 0.15％ まで低下） |
| ドイツ | Union Investment | 約 €4870 億 | EU平均 0.1–0.5％ 程度 |
| 日本 | Asset Management One | 約 $4890 億 | 約 0.015％ |
キャピタルマーケッツ報酬相場
キャピタルマーケッツ最大プレイヤーには規模の経済が働く。ハイプを扱うVC報酬は3%から1%台に下がってきたが、エクイティマーケットもアクティブからパッシブへ、インデックスは低コスト運用で、AUMあたり人員もへりながら運用額が増加するオペレーティングレバレッジ状態にあると言える。これは巨大数をチャンク化制御する知恵と言える。