奇跡を生む技術|1000ピースのジグソーパズルをハシゴの上からまとめて空中になげ、落ちる瞬間にジグソーパズルがたまたまはまり、1m下の地面でちょうど1000ピースの完成した1枚の絵になる確率

1000ピースのジグソーパズルをハシゴの上からまとめて空中になげ、落ちる瞬間にジグソーパズルがたまたまはまり、1m下の地面でちょうど1000ピースの完成したパズルになる確率はどのくらいだろうか?天文学的に低い確率に違いない。しかし、ゼロ%ではない。たった一回目の人生で、もう一回生まれたいと思わないくらいに人生を謳歌し、最大の効用を得る確率はどのくらいだろうか。
1000ピースのジグソーパズルを一つずつ組み立てていけば、いつかは形になるかもしれない。しかし、巨大な目標を追求していく場合、一つずつ組み立てていくような方法ではなく、偶然1000ピースのジグソーパズルが、地面に落ちるまでにはまっていき、地面に落ちた瞬間に1枚の絵になっているというような天文学的な確率で地球文明が実現しているとすると、地球の歴史の軌道を変えるためには同じような奇跡を実現する技術が必要になるだろう。
一つ一つのジグソーパズルを順番に組み立てている人がほとんどである中で、たった一人の人が、梯子に登って、高いところからジグソーパズルをまとめて落としているとしたらどうだろうか?傍目には気が狂った人のように見えるかもしれないが。
万に一つ、ピースががっちりハマるという一筋の確信の光を得ている人であれば、その奇跡を完成させることがある。
確率は運動力学かもしれないが、意思は重力なのである。時間は熱エネルギー、運動エネルギーである。時間は確率である。意思は確率の上位集合である。つまり、意思は時間を超越する。