体をゆるめるMBA

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体をゆるめるMBA

命題 :「姿勢をよくする」を実現したい場合外的操作では実現せず内的指示が必要である。

姿勢を整えるとは単なる形の矯正(たとえば「背筋を伸ばす」)ではなく、内的な感覚の再編成や調律に近い行為だ。

1. 外的な指示(外部形状へのフォーカス)例:「胸を張る」「背筋を伸ばす」「あごを引く」

問題点:一時的な外見の矯正にはなっても、深部の筋肉や内臓の配置、血流状態が無視されると、逆に緊張や不自然な姿勢を生みやすい。

結果:「頑張って姿勢をよくしよう」とするほど、肩こりが悪化、呼吸が浅くなる感覚が多い。

2. 内的なモニタリング(内的感覚指示のアプローチ)

例:「内臓がどのように収まっているかを感じる」

「内蔵を中心として首や肩、鼠径部、脊椎などのボトルネックで圧迫されず血流が頭の表面や脳の内部、右手指、左手指、右足指、左足指まで波打っているか確認する」

おもに大きな関節を可動域でとらえるのも有効「骨盤と股関節の動きの関連性をモニターする」「胸鎖関節のわずかな動きを捉えてみる」

この方法では、身体の内圧バランスや自律神経の安定、血流の最適化を目指すことで、自然に姿勢(オーラ)が整っていきます。

特に系でとらえるとよい。

内蔵、心臓、肺、横隔膜は常時動いているので捉えやすく、循環器系は血管から全身をとらえやすい。呼吸系はO2とCO2の代謝でとらえられる。

消化器系も食道から胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門ととらえやすい。

他に内分泌のホルモン系も挙動をつかむのによい系の区分である。

特に脳内のニューロン発火も内部感覚が出てくるところである。

「こり」や「張り」をセンサーとして使い、身体のどこに無意識の緊張があるかを観察する行為が有効です。

—結論:したがって、「姿勢をよくする」=「血流と内臓配置を整えるためのモニタリング」と捉える方が、構造的・長期的に意味のある姿勢改善につながる。

同じように外的な見た目と内的感覚指示が乖離するケースは多くある。

例えば高い声を出すときは頭から抜けるようにと指示されることが多いが、頭の先は制御できないので正しい指図は声帯を横隔膜から締め上げて圧力をかける。つまり高い声ほど下に落ちる感覚である。