Unknown favorable power

よい事業計画を作るにはどうすれば良いか。
それはまずは中途半端には「はじめないこと」である。まだはじまっていないものを育てることはできない。「その時」が来るのを待ちながら不利にならないようあがきつづけ、時間稼ぎするのだ。
まずは徹底的に旅をすることである。行きたいところに行き、食べたいものを食べ、徹底的に遊び、いろいろな人に会う。そうやって徹底的に疲れを超えて動き続けた時に最後、Unkown favorable powerが発動するのだ。この力はいつも絶大である。5年経った後に過去を振り返ったとしても、なぜその判断ができたのだろうと不思議になるくらいのファインプレー、経路依存性の高い通り道が必ずあるのだ。
だがこの通り道は物事を主体的に捉え、自分が主人公にならないと見つけられない。生まれ出てくる魂を捉えるには自分の魂が共鳴する必要があるのだ。
魂は力をサーチするレーダーである。誰かの意見により曇ったレーダーでは真の力を発見することはできない。澄み切った心が、Unknown super powerを呼び込むのである。
この力は自然界の力である。膨大な調査をして、膨大な計画書を作って、作るところまでで疲れ切っていないだろうか?
最後に急激に変化する旅路を味わい、通り過ぎることこそが調査や計画の目的である。疲れ切ったあとに道を誰かに追い越されるとしたら、Superpowerを軽視しているからだろう。
この想像以上に絶大な力の前では21世紀の社会ルールや所有権は関係ない。求心力、重力の前では大資本や設備ですら無と同値である。
有限と無限の差が記述できないのと同様、最後に事業を導くSuper natural powerは絶対的な優位性を有しており、それは主役にしか訪れない生命の力である。