1年に1回しか勝負が来ない理由|100倍のリターン

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1年に1回しか勝負が来ない理由|100倍のリターン

特殊詐欺の案件では投下した資金に対して、毎月配当5%、年で60%現金が返ってくるというようなタコ足配当、ネズミ講の話がよくある。

このような話が全部嘘なので、事業はもっと地味でROIC10%くらいしか出ないと思い込んでいる人は多いだろう。しかし違う。事業が本当に当たると、数日で100倍ということもありうる。

100万円が1億円になることがある。1000万円が10億円になることがあるのだ。

このような100倍リターンを掴み取るためには、間引きが必要だ。あえて小当たりをはずしていくという作業である。小当たりをはずしてあたりが一つもなく終わる場合もあるので、とても繊細である。

何かを探すときは似たような選択肢がいくつも同時に来ることが多い。しかし、大物、大当たりは明らかに違う力を持っているのだ。魚釣りで大物が竿に引っ掛かったらわかるだろう。それと同じで、一年で最も大きな獲物は、ググッとこちらのほうに寄ってくるのだ。蜘蛛の糸を手繰り寄せるような作業で、毎年1回大当たりを確実に引き、純資産の1%をそこにかければ、1%が100倍になるので、1年経つと全体は2倍で終わる。

このやり方のリスクは少ない。たったの1%だからだ。たったの1%を見極められるか?それが倍々ゲームのコツである。

劇的な大当たりは小当たりを全て見切り、見逃しして、究極の場外ホームランをひとつだけ打ち切るという姿勢が必要となるのだ。よい話は悪い話や微妙な話に紛れて魔球のように5個同時に来るようなものだ。その5個の中から、1つだけを確実に選び取ると、気づけば資本は2倍になっている。自分がもっとも気持ち良いフォームで打てるよう、周囲が偶然、自分の打ちたい美しフォームに寄り添ったその瞬間、確実に「選球」することで、究極のホームランは打てるのだ。そのためには毎回見送るたびに、打ちたいボールの輪郭を整えていく準備が必要なのである。

そもそも人間一人一人が1億の1の戦いを勝ち抜いて受精している。

私たちは「奇跡の当選者」であり、その存在自体が「ROIC無限大の案件」に近い。

たった1つの最高球を仕分けられればWinner takes allの中心になれる。