Distributed Production Model|データスキーマ設計dpm-dps

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Distributed Production Model|データスキーマ設計dpm-dps

LECIEN(ルシアン)中期データプラットフォームの基本計画
ビジネスドメインの定義
データフローの一般構造を標準化
→クラウドSaaSの組み合わせ決定
→倉庫やデバイスなどのハードウェアの決定

サプライチェーン・オペレーションの抽象化モデル

L1: Business Model (The Concept)

  • Distributed Production Model
    • 世界各地の拠点を一つの仮想工場とするモデル

L2: Orchestration Logic (The Brain)

  • DPD (Distributed Production Dashboard)
    • ROIC Optimization 全体最適、進捗可視化、納期管理、品質管理の司令塔。
    • Production Timeline Management ざっくり6ヶ月かかるではなく、どの工程に何週間かかるかを明確にできるタイムラインマネジメント
    • Lead Time Minimization 世界各地の進捗状況が可視化されることで、企画から納品までのリードタイムを最適化する
    • Bottle Neck Detection 歩留やリードタイム改善について、各工程に可変するボトルネックを突き止め、解決できる仕組み

L3: Execution Systems (The Hands)

Distributed Production Systems(DPS)

  • DPS-PDMS:商品企画、仕様データベース(Onedriveでも可)
  • DPS-BoMS:仕様に沿った部品、原材料の調達、協力工場への引き当て、配送管理
  • DPS-PMS:主にベトナム工場における生産指示、仕掛、検品、品質に関する管理
    • DPS-QMS:生産品質のデータ分析、トレーサビリティ、環境配慮情報管理
  • DPS-IMS:フリー在庫の倉庫受け入れ、数量管理(DPS-WMSに統合)
  • DPS-OMS:量販店EDI・共通受注テーブル・受注引当。
  • DPS-WMS:泉佐野・館林などの拠点ごとの倉庫管理・実作業。
    • DPS-ASN:ASN(Advanced Shipping Notice:事前出荷通知)物流・EDIにおいて出荷元が出荷内容(商品、数量、到着予定)を事前に受取先へ通知するデータを元に流通加工工程の詳細管理。WMSに統合
    • DPS-TMS: Transportation Management System。WMSに統合

DPS-WMSは3PL(third party logistics)の協力会社ロケーションと人員を活用するため、権限、認証が必要。WMSは現場で利用するハンディターミナルやRFID、ASN伝票と対応する。

🔷Distributed Production Model

一般化された12分類基幹システムモデル

各工程の遅延は後工程のボトルネックになりうる。

【1】PDMS:Product Design Management System
   └─ 商品企画・仕様・開発データ生成
    ↓
【2】Bill of Material Management System
   └─ 製造に必要な原材料、部品の調達、ベトナム工場や外部工場への原材料輸送
    ↓
【3】Production Management System
   └─放反、延反、裁断、縫製、組み立て、検品
    ↓
【4】QMS:Quality Management System
   └─ 製造実績・品質検査・不良品トレース
    ↓   
【5】IMS:Inventory Management System
   └─ 主にベトナム→群馬(館林)倉庫に輸送。フリー在庫の数量管理
    ↓
【6】OMS:Order Management System
   └─ 量販店からの受注・納期・引当処理(EC/卸/量販店 EDI、共通受注テーブル)複数のEDIプラットフォーム(流通BMS、全銀TCP/IPなど)や、複数企業の異なるフォーマットの発注データを「共通受注テーブル」に集約する場合、「データの標準化」と「紐付け(リレーション)」設計が必要
    ↓
【7】WMS:Warehouse Management System
   └─ 作業場所(入庫・出庫・棚卸)、作業フェーズ(ピッキング、保管、流通加工、パッキング)
    ↓
【8】ASN:Advanced Shipping Notice
  └─ Distribution Processing System 流通加工作業員、ワークアイテム管理
    ↓
【9】TMS:Transportation Management System
   └─ 配送・配車・トラッキング

   ⇄ 外部:EC/卸/量販店 EDI・3PL・検品会社・配送業者

会計業務
【10】IMS:Invoicing Management System→OMS連携、量販店API/EDI
【11】Bookkeeping/Accounting System→クラウド会計
【12】Data Analytics→クラウドデータレイク

📊 システム間データ構造:構成要素

レイヤーシステム名主なデータカテゴリデータの生成・利用現行
① 商品設計PDMS商品仕様、SKU、原価構成、材料構成、サイズ表、TechPack、承認履歴データ生成:商品開発チーム利用:QMS・OMS・IMS旧受発注システムSharepoint
AWS(Oracle)
② 品質管理QMSロット番号、品質判定、不良理由、工場ID、検査レポートデータ生成:工場・検品会社利用:PDMS・IMS・返品管理なしSharepoint
→NetSuite?
③ 受注管理OMS受注情報、得意先コード、納期、SKU引当、チャネルID、EDIコードデータ生成:EC/営業/EDI連携利用:IMS・WMS・請求
旧受発注システム
EDI対応できればNetSuite不要の可能性あり
④ 在庫統合IMS倉庫ID別在庫、在庫ステータス(良品/不良/引当中)、安全在庫閾値データ生成:WMS・QMS利用:OMS・経営分析
サイトコントローリング
なしオムニチャネルで販売する際に新規
⑤ 倉庫作業WMS入出庫履歴、ピッキング指示、ロケーション、棚番、倉庫スタッフIDデータ生成:倉庫現場利用:IMS・TMS・棚卸旧WMS
館林、川越、泉佐野
SaaSまたはエクセルをベースとした簡易システムをAWSにスクラッチ構築
⑥ 配送管理TMS配送会社、送り状番号、配送状況、コスト、到着日データ生成:TMS/3PL連携利用:顧客通知・コスト管理
⑦請求管理Invoice Management System
旧受発注システム
EDI SaaSと請求書SaaSとのAPI連携カスタマイズ。マネーフォワード請求書など
⑧債権管理マネーフォワード
仕訳、会計旧財務管理システムマネーフォワード
連結決算Divaエクセル

🧠 一般化された構造モデル(3階層)

階層タイプシステム役割
戦略・開発層情報生成PDMSすべての業務情報の起点(SKU・コスト・設計)
運用・調達層情報整流QMS / OMS / IMS品質の定量化・受注の可視化・在庫の整合化
実行・物流層情報実行WMS / TMS実在庫の変動記録・配送のリアルトラッキング

🔄 外部システムとの連携ポイント(EDI・API)

接続対象関連システム接続手段主な交換データ
設計情報、CAD、CAMPDMSクラウドデータ共有、APIデザイン、パターン
Shopify / Amazon / FaireOMS / IMSAPI連携注文データ、在庫、出荷通知
量販店・百貨店OMSEDI(流通BMS)発注、納品、返品、請求
検品会社(SGS, ITS等)QMSAPI / CSV受渡検査レポート、合否判定、画像
3PL倉庫WMS / IMSAPI / FTP連携入出庫データ、棚番、在庫数
配送業者(ヤマト、佐川、DHL等)TMSAPI / CSV送り状番号、配送状況、着荷報告

一般化構造

  1. 情報の発生源(PDMS)から物流の末端(TMS)までを一気通貫に接続することで、トラブルやロスの「起点」を即座に特定できる
  2. PB(自社商品)とOEM(受託生産)を同じSKU構造で扱い、在庫と売上を「チャネル横断で比較」できる
  3. 海外展開・越境ECのために必要なグローバル対応型のAPI構成を前提とした構造
  4. 複数の部門や外部委託先(検品、倉庫、配送)が関与する中でも、一元的な業務基盤として可視化・再設計が可能

ビジネスドメイン

以下は全て、調達から販売までが異なる事業である

No事業部門業務の流れ生産手法
1レース事業部 国内向けサプライヤー事業W社などの国内顧客向けにインナーウェアレース部品を企画、生産、販売するファブレス
2レース事業部 海外向けサプライヤー事業WH社などの海外顧客向けにインナーウェアレース部品を企画、生産、販売するファブレス
3レース事業部 寺社ODMファブレス
4アートホビー事業部 卸売ファブレス
5アートホビー事業部 D2Cファブレス
6アートホビー事業部 海外卸売ファブレス
7アートホビー事業部 海外D2C販売を海外グループ会社が行う場合は海外卸売と同様のデータフローになるファブレス
8インナーウェア事業部 自社ブランド卸売ベトナム工場
9インナーウェア事業部 自社ブランドD2Cベトナム工場
10インナーウェア事業部 自社ブランド海外卸売ベトナム工場
11インナーウェア事業部 自社ブランド海外D2C販売を海外グループ会社が行う場合は海外卸売と同様のデータフローになるベトナム工場
12インナーウェア事業部 PB/ODMインナーウェア事業部 自社ブランド卸売と似たようなフローだが、SKUや販売先が異なるベトナム工場・ファブレス

基本構想

  1. 複数部門を別事業として捉え、データフローを標準化しつつも、各事業スケーラビリティを持たせるよう個別設計と標準の使い分け
  2. SaaSまたはオープンソースソフトウェアのオーケストレーションを基本とする
  3. 万が一SaaSコストが高すぎる場合は自社クラウド上にソフトウェア開発する