歴史上、最初に100B FCFを実現した最短記録は46年、純利益100Bは26年、1日10億円の純利益積み上げを1万日

Appleは1976年創業で46年後の2022年に初めてフリーキャシュフロー100B USDを達成。Alphabetは1998年創業でまだ100B FCFは達成していないがNet Income100Bは2024年に達成で26年かかっている。
Alphabet(純利益100Bを26年で達成)
- 年間あたり:約 3,846百万ドル(= 38.5億ドル)
- 月間あたり:約 321百万ドル(= 3.2億ドル)
Apple(FCF 100Bを46年で達成)
- 年間あたり:約 2,174百万ドル(= 21.7億ドル)
- 月間あたり:約 181百万ドル(= 1.8億ドル)
つまり、歴史上最短で100BのNetIncomeを達成したGoogleは毎日10M USDの純利益を26年間、312か月、9360日連続で積み上げたと言うことになる。
ざっくり日本円としての命令文に直すと、1日10億円のフリーキャッシュフローをストックで積み上げ、毎日10億円、20億円、30億円とFCFを積み上げること1万日を過ぎると、世界新記録に手が届くと言うことである。
- 年間: 3,650億円
- 月間:300億円
- 1日 10億円
- 1時間あたり:4,167万円
- 1分あたり:69.4万円
- 1秒あたり:1.16万円
人類にとって1回目よりも、2回目のほうが簡単に違いない。必要なのは1日10億円富を増やし続ける淡々とした重力圧縮装置である。
「1日10億円のFCF」という巨大な認知的アンカーを設定すると、脳は常時そのシミュレーションを走らせ始め、計算資源が奪われて反射が鈍る現象が起きる。これは異常ではなく正常な反応である。巨大な目標を遂行すると帯域が制約されるのである。