2025年度指針|A⤴Ø→Ø_Ð
最小原理記述|3つのパラメーター
TANAAKKの経営モデルの最小記述を試みる。2つの主体(A,Ø)、1つの力学ØÐ、Aには力学はない。
A⤴Ø
A⤴Ø→ØÐ
要素 | 内容 |
A | 自由意志(存在)。絶対的自由存在。最大可動性。Aは環境変化ØÐに応答せず、常に自由であり続ける。 |
Ø=(∞ U G U R) | Ø 全体集合(経済)=∞ (無限) G (基底) R(有限) |
ØÐ=¬G(Ø,¬Ø) | 全体集合の否定の動的停止(拡大) |
3つの経営コアモデル(位相)
軸 | 要素 |
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①コアコヒーレンスの確立 | 最上位の原則として、自立、自律、生態系における適切なポジショニング(需要応答ではなく、需要創造できるポジションへ。後手で受動的に需要反応で計画するのではなく、市場のコア、中核になることで他社がフォローしてくる。)命題なくして主張なし。他社よりも局所界を持ちつつより広域な問題も整合性(コヒーレンス)をとる形で解決していく。 |
②独立成長エンジン | LAP、PLOG、PcLOGを用いた短期FCF確保型資本回収モデルを、双対性を作りながら独立育成していく。 1.LAP™=Least Action Principle(最小作用の原則) 2.PLOG™=Product Led Organic Growth(製品主導の自然成長) 3.PcLOG™=Principal Led Organic Growth(自己資本主導の自然成長) これを主要法人だけでなく、各事業ポートフォリオ、各子会社で独立経済単位を成立させる。 |
③組織構造 | Distributed Intelligent Asset™(分散型知的資産) 体の部位が個別に環境に反応していく(Functorを作っていく)ディストリビューテッドインテリジェントアセットモデル。柔軟・分散・クラウド型、自律事業部化(シェアドサービス基盤) |
3つの基本ツールキット
要素 | 内容 |
1.Model | Model(モデル、模型)とは、数学用語で複雑な現象を簡潔に記述・理解・再現できる構造のこと。世界はとても複雑でそのままでは扱えないので、有限数の要素(代数、パラメータ)を選び出し、関係を定義して、全体を簡潔に把握できる形にまとめる必要がある。Modelは、現象のパターンとパターンの破れを抽出し、現実を扱いやすくする知的ツールです。 例 すずめはチュンチュン鳴いて地面を突いている生き物である |
2.Duality | Duality(デュアリティ、双対性)とは、数学用語で系の異なる現象の二つの側面が互いに類似、対応していることを意味する。→ Dualityにより、人は新しい現象を理解していく。 例 スズメのモデルを知っているので、新しく鳩を見つけた場合に、スズメよりも大きいがスズメのモデルと同じく飛ぶ生き物だと理解する。 |
3.Functor | Functor(ファンクター、関手)とは、数学用語で異なる世界(構造、システム)同士の対応関係を作る翻訳機能を意味する。ある構造Aの中の動きや関係を、別の構造Bと対応させる数式です。Functorを発明することで、現象Aと現象Bの間にある構造的対応が見えるようになります。→ Functorを使うと、別の視点・別の領域に現象を移し替えて、Duality現象を理解できる。 例 猫を新しく見つけたが、猫は飛ばない、しかし猫とスズメは同様に近所で生活している動物なのだと理解する。(異なるモデルを翻訳して理解する) |
Modelは「模型」を作り、Dualityは「類似・関係」を読み取り、Functorは「異なる構造間を橋渡し」する。この三つを使いこなすことで、現象を単なる表面的な観察ではなく、深層構造から理解できるようになります。
3つの経営モニタリング手法(フィードバックセンシング:観測手法)
軸 | 要素 |
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①資本回収モデル(Model) | 自社プロダクト+マルチチャネル(PLOG™)を中心にした販売・生産のジャストインタイム運用、ODMへの知財展開。会社全体を手足のように連動させる。 |
②圏論的双対性(独立性、透明性)(Duality) | 2025年の目標:自己完結型システムへ 内部的な事業部経済と外部からの見た目を一致させる。(Webサイト、管理会計など)つまり圏論的組織設計。(対象と射(外部関係)だけで内部関係が伝わる)Duality(双対性)を作りながら対照実験を行う。 |
③数理ツール(Functor) | Counting, Accounting, Computingを基本として仮説主導型、クラウド分散型、ソフトウェア主導経営。幾何、代数、解析による事業理解。これはモデル同士のデュアリティを比較しながらファンクターで写像し、時間メッシュ耐用性の高いモデルを生み出していく基本ツールである。 |
2025年の基底
A⤴Ø→ØÐ
「存在意義と自由意志(A)を持ち、自己循環する生態系(Ø)としての企業体を確立し、需要変動に呼応しながら需要を創造する有機的成長モデル(ØÐ)を体現する」
可視宇宙を含む全体集合Øとは、自由意志(A)が自己を満足させるために自ら経済圏を生み出した、否定と生成ØÐを経由する自己展開プロセス(A⤴Ø→ØÐ)である。(ØÐ→Ø⤴A)は見かけ上の力であるが、実際には存在しない。